お問い合わせの多いお悩みをご紹介します。
個人個人で違うことも多くあります。
困ったことや解決できないことはお近くの相談室で来室の上、おっぱいの状態、赤ちゃんの状態、授乳の状態をみてもらい、ご相談ください。
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おしっこがちゃんと出ているようなら、母乳以外の理由も考えてみましょう。
母乳は飲んだ量がミルクと違ってわからないので、母乳が足りないのではと思うお母さんも多いでしょう。
母乳が飲めているかわかりやすい目安は、おしっこです。おしっこの回数が一日6回以上たっぷり出て便も1-2回しっかりと出ていれば、赤ちゃんは母乳を飲んでいると言えます。その他にも機嫌や皮膚色、活気、母乳を一日8回以上飲んでいるかなどチェックしておくといいでしょう。母乳が飲めているサインがあれば、母乳以外でも赤ちゃんの泣く理由はさまざまです。抱っこてほしい、眠たい、退屈など、泣くと「母乳が足りないのでは」とすぐに授乳やミルクを足しがちですが、飲みすぎておなかが苦しくて泣くこともあります。お母さんは徐々に泣き方を聞き分けることができるようになるでしょう。 -
赤ちゃんの浅飲みが原因のことが多いです。飲み方を確認しましょう。
乳頭の含ませ方が浅くて乳頭の先にだけ吸い付いてしまっていることや、授乳時間が長いことが原因にとして多いようです。赤ちゃんの口は乳輪がしっかり隠れるくらい深くくわれているか、朝顔のように上下唇がめくれているか確認してみましょう。赤ちゃんが上手に飲んだ時は、口をはずしたあとの乳頭がきれいな丸い形をしています。飲み終わった後、乳頭の形を見てみましょう。傷の方向を赤ちゃんの口角にもっていく抱き方で授乳すると痛みが和らぐこともあります。傷が治りにくい時には、浅飲みが続いている場合やそのほかの原因が考えられます。近くの桶谷式乳相談室へご相談ください。 -
手がかりはオムツのぬれぐあいと赤ちゃんの飲み方です。
まず、赤ちゃんが飲む量ですが、これは1回1回違うものです。ある研究調査によれば、体重換算で1回に200g以上飲むこともあれば、5gしか飲まないこともあり、特に生まれたばかりのころは、赤ちゃんもお母さんも授乳に慣れていませんから、このムラは目立つものです。ただし、1回1回に飲む量が違っても、1日に飲む総量はほぼ一定だということを覚えておいてください。
目安としてわかりやすいのは、おしっこの量です。「おしっこの量=飲んだ母乳の量」ではありませんが、かなり近いものがあります。1日に布オムツなら6枚、紙オムツなら5枚以上オムツがしっかり濡れていて、色が薄く臭いも強くなければ、赤ちゃんは母乳を十分に飲んでいると言えます。
赤ちゃんの様子も大事なチェックポイントです。機嫌や皮膚の色はどうか、手足をよく動かすか、泣き声は元気か、母乳を1日に8回以上は飲んでいるか、母乳を飲むときに時々のどを鳴らしているかなどをチェックしてみましょう。赤ちゃんが元気でおっぱいをゴクゴク飲んでいる音が聞こえていれば、十分な量の母乳が飲めていることが多いのです。心配であればお近くの母乳育児相談室へお越しください。
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11か月のお子さんは、ひとり立ちやひとり歩きをするころで、神経も発達している時期なので夜の眠りも浅いことがあります。この時期脳の発達も未熟であるため、脳は新しい経験などの刺激で、脳が疲労し、夜泣きすることもあると言われています。
桶谷式では、乳房の状態がつまりやしこりがないトラブルのない状態で断乳を勧めています。この時期に夜間断乳を無理に行うことはありません。まだ、乳児期でもあるので、しっかりと母乳をのませてあげましょう。お子さんには、早寝早起きの規則正しい生活や適度に外遊びやお散歩をするなど日常生活も見直してください。
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大きい乳頭の場合、産後すぐは赤ちゃんの口が小さいため、くわえていてもうまく飲めないことが多いですが、赤ちゃんが飲めない乳頭の形はないと言われています。直接母乳を飲ませる前に乳頭を手による搾乳で柔らかくしましょう。
上唇に乳頭を触れて、赤ちゃんの吸啜反射を利用し、大きなお口を開ける練習をしながら、授乳の練習を根気強く行いましょう。飲めるようになるまでは、搾乳をしっかり行いお乳の分泌を減らさないようにしましょう。
また、直接母乳を飲ませる前に、乳頭を手搾乳で柔らかくして授乳を練習してください。
出産直後の乳輪や乳頭が柔らかいうちから、赤ちゃんに乳頭を含む練習をすることや、楽な哺乳びんの乳首でミルクを飲むことに慣れないうちに授乳の練習をすることも大事です。
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あまりお勧めしません。
扁平乳頭や陥没乳頭など乳頭が短い場合や、乳頭の傷がひどい場合などに乳頭保護器(ニップルシールド)を乳頭にかぶせて使用する場合、乳頭の先だけ吸着していることになるので痛みを伴ったり、傷が悪化する場合があります。
乳頭保護器は、乳首の高さを手っ取り早く確保できるので、赤ちゃんが吸着できて嬉しい反面、乳頭保護器をかぶせるため乳管の開通が遅れたり、赤ちゃんが乳頭混乱を起こして直接飲めなくなる場合もあります。なるべく早く直接授乳ができるように手搾乳(Q12の図参照)で乳輪乳頭を柔らかくして授乳の練習をしましょう。
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手足口病は、口の中にも水疱性の発疹ができます。母乳を飲むとき、口腔内の水疱部位に当たると痛みがあり、発疹が落ち着くまで一時的に母乳が飲めなくなる場合があります。
母乳の飲みが悪い場合、乳房トラブルを起こすことがあるため、必要に応じて搾乳をしましょう。搾乳の仕方は、Q.12を参考にしてみてください。搾乳しても張りが落ち着かなかったり、痛みがある場合は桶谷式乳房マッサージをお勧めします。
スプーンやコップで飲ませて嫌がらなければ搾乳した母乳を飲ませてあげてもいいでしょう。食欲も低下しやすいので、脱水に注意して飲めるものをこまめに飲ませてあげてください。
断乳時期のお子さんが手足口病になって飲めないとき、飲まないから調度良いと断乳をするのはお勧めしません。手足口病が治って母乳が飲めるようになったら、しっかり飲ませてあげましょう。そして、体調が完全に戻ってからの断乳をお勧めします。
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桶谷式乳房手技に関心を持っていただきありがとうございます。
桶谷式乳房管理法研修センターは東京早稲田にあり、全国から助産師が集まり乳房手技および母乳育児支援を学んでいます。
受験資格は、助産師の国家資格を持っていること、そして助産師として3年以上の臨床経験があれば誰でも入学試験を受けることができます。
研修センターで1年間を通して母乳育児支援に関する様々な事を学んだ後、認定試験に合格すると桶谷式乳房管理士となることができます。
詳しくは桶谷式乳房管理法研修センターのホームページやInstagramをご参考になさって下さい。また、見学やご相談は随時受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください。
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